「オーガニック」と聞くと、有機農産物をイメージする方が多いと思います。
また「無農薬でしょ?」「なんとなく体によさそう」といった、ぼんやりとしたイメージでしかない方も多いのではないでしょうか?
しかし、オーガニックのもともとの語源は「ORIGIN—オリジン」。ORIGINが“生命の” “本来の” “根源的な”といった様々なニュアンスの言葉であることから、オーガニックが、ただ単に食べものや農業だけを示すものではないことがわかります。
つまりオーガニックとは、考え方や生き方そのものを含んだ幅広いテーマを表し、食のみならず、衣食住すべてに関わる概念として使用されています。
ミトクでは、そんな幅広いライフスタイルとしてのオーガニックなライフスタイルを応援。
オーガニック加工食品、オーガニックティー、オーガニックコスメ、オーガニックコットン製品などをお届けしています。
オーガニック製品の基準
オーガニックと呼べる商品には世界的基準が定められており、単に原料を有機栽培しているというだけではオーガニックと認められず、商品のラベルに「オーガニック○○」と表示することはできません。
また、収穫から加工までのどの段階においても、化学薬品や合成(人工的)食品添加物を使用してしまうと、その商品はオーガニックとして販売することはできなくなってしまいます。オーガニックに携わる人の正しい知識と心構え、さらに国際基準の資格を持つ第三の認証機関が認めることによって、初めて本物のオーガニックとなります。
オーガニックの認定基準は各認証機関によって若干異なりますが、基本的には以下の条件を満たすものです。
- 【認証機関による一般的な認定基準】
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- 1.農場は最低3年以上農薬を使っていない
- 2.有機肥料であっても化学薬品や重金属が含まれないものを使用する
- 3.栽培によって環境を破壊しない
- 4.労働条件を厳守している
- 5.環境・衛生管理の整備
- 6.上記に関する管理プログラムの制定とその実施
世界のオーガニック認定機関
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- 有機JAS
- 有機農産物と有機農産物を使った加工食品につけられるマーク。
農林水産省の指導により認可を受けた有機認定機関の、厳しい検査と基準に合格した商品にのみ表示が許可されているマークです。
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- USDA
- 米国農務省(日本の農林水産省)のことです。
このマークは、製品が米国で統一されているオーガニック基準に沿って製造され、厳しい基準をクリアしたことを証明しています。
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- ECOCERT
- フランスを本社とする、有機栽培業者と加工業者を対象とした国際有機認定機関です。
ヨーロッパを中心に、世界80カ国以上で機能しています。オーガニック認証団体の世界基準ともいわれており、消費者はエコサートのマークを基にその製品を信頼することができます。
エコサート認定“ナチュラルオーガニックコスメ・COSMEBIO”とは?
ECOCERT(エコサート)とは、フランスを本社とする、有機栽培業者と加工業者を対象とした国際有機認定機関です。
ヨーロッパを中心に、世界80カ国以上で機能しています。オーガニック認証団体の世界基準ともいわれており、消費者はエコサートのマークを基にその製品を信頼することができます。
ヨーロッパでは、オーガニック農場を広めるためにオーガニック化粧品を購入するほど、消費者のオーガニックへの理解と意識が高まっています。消費者の要求にこたえ、オーガニック化粧品にも公的基準が整備され、第三者認証のしくみも発達していますが、日本にはまだオーガニックコスメとしての公的基準はありません。
- エコサート認証(コスメビオ)の定義
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- ・天然成分を95%以上使用する
- ・残りの5%の原材料はミネラル、有機酸、塩、天然由来の成分のみである
- ・植物成分の95%以上は、オーガニック認定を取得している
- ・全原材料の内10%以上はオーガニック認定を取得している
- エコサート認証の禁止原料
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- ・合成香料
- ・合成保存料(パラベン・フェノキシエタノール)
- ・有機合成染料
- ・鉱物油・石油由来製品
- ・プロピレングリコール・その他グリコール
- ・ SLS・SLES、その他のエソキシレート類
- ・シリコン、その他合成原材料
- ・動物由来の原料
- エコサート認証の規制事項
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- ・製造工程は、安全で環境を汚染しない
- ・製造ラインを清掃するための洗浄剤は、生分解性で環境に優しいものを使用する
- ・パッケージは、リサイクル可能でなければならない
- ・動物実験は、製品開発段階と商品、いずれの場合にも認められていない
- ・製品は、年数回の定期的・突発的な検査によって管理される
- ・認定された製品は、パッケージに“エコサート”マークを貼付し、消費者が他商品と見分けがつくようにする