ある時、70代の女性とお話しをする機会がありました。
お肌がつやつやでとても魅力的。その秘密をお聞きしたところ、
「長年、やっていることはたった2つ。ぬるま湯と水で交互に丁寧に洗顔すること。もう一つは、良質なオイルを“食べる”こと。
最近では、毎朝、ティースプーンに軽く1杯のアマニ油を摂っています」
とのことでした。
体の外側、内側のケアを意識しながら、シンプルに毎日続ける一つの習慣。
自分らしく自然で健康的な美しさを引き出してくれるのだなあと改めて思った出来事でした。
油(オイル)には、太るイメージがあって、敬遠されている方も多いのではないでしょうか?
実は、脂質は、タンパク質・炭水化物と並ぶ三大栄養素であり、人間が生命を維持し、身体になくてはならない栄養素の一つです。
体内に取り込まれると、効率のよいエネルギー源として使われます。
また、身体における各種細胞膜の大切な構成成分となります。
脂質には、大きく分けて、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。
簡単に言うと、飽和は、構造が安定してしまって反応が鈍い状態、不飽和は、不安定な代わりに生命反応が強い状態といえるかもしれません。
飽和脂肪酸は、一般に固形で乳製品や肉などの動物性脂肪に多く含まれています。
一方、不飽和脂肪酸は、常温では液状で、植物油に多く含まれています。
さらに、別の角度から見ると、脂肪酸には、体内でつくり出せる脂肪酸とつくれない脂肪酸があります。
後者を必須脂肪酸と呼んでいます。
体内でつくり出すことのできない必要必須なものという意味です。
アマニ(亜麻仁)とは、アマ(亜麻=フラックス)という植物のニ(仁=種子の中のもの)の意味で、英語ではフラックスシード(Flaxseed)と言います。
茎からは、織物に使える繊維を、種は食用、仁からは、アマニ油を採ることができます。
また、アマニ油には、必須脂肪酸であるオメガ3が豊富に含まれています。
主成分がオメガ3(αリノレン酸)のアマニ油には、微量でも生理的な働きを助け、体組織を正常にする働きがあると言われています。
なんと、アマニ油には、胡麻の100倍以上のオメガ3(αリノレン酸)を含むといわれています。
体内で代謝されると、DHAとEPAといった良質な必須脂肪酸に変わり、体内で免疫力を高める働きをしてくれ、血中コレステロールを抑制したり、心臓病の発症リスクを低くするとの研究結果も出ており、注目されているオイルです。
・安全に栽培された原材料を使っていること
・化学加工処理ではなく「低温圧搾法」で絞られている油であること
・酸化を防ぐため、プラスティックではなくガラス瓶に入っていること
・光を通さない色のついた遮光性の高い容器に入っていること
これまでの“[Sabo(サボ)] 有機フラックスオイル スイート”から、“[BORDONI(ボルドーニ)]有機アマニ油”にリニューアル。
パッケージが、より特徴的に、洗練された印象に変わります。
なお、原材料、内容量、価格に変更はありません。
また、先に記載した選び方4つのチェック項目も全てクリアしています。
古代よりメディカルハーブといわれている、体に必要な必須脂肪酸オメガ3(αリノレン酸)を豊富に含む亜麻の種子(有機フラックスシード)を低温圧搾したオイル。
★少し食べにくいと感じる方へのおすすめ
その1:“アマニ油で万能ドレッシング”
サラダでもお豆腐でも、温野菜にでも合う和風ドレッシングです。
(作り方)
アマニ油:酢:醤油=1:1:0.5 の割合の分量をよく混ぜ合わせる。
お好みの食材にかけるだけ。とても簡単です。ごまを足すと香ばしく仕上がります。
その2:いつものサラダに、リンゴやナッツ、レーズンなどを加えて
アマニ油の風味が、リンゴやアーモンドなどのナッツ類、レーズンととてもよく合います。
アマニ油:酢:塩=1:1:0.2 の割合の分量をよく混ぜ合わせてつくる簡単フレンチドレッシングなどもおすすめです。
1.酸化させない、フレッシュな状態で
酸化しやすいオイルであるので、開封後は冷蔵庫で保存。
1ヶ月を目安に、できるだけ早めに使い切るようにします。
2.加熱しない、生のままで
熱を加えない料理に向いています。
サラダや、納豆などにそのままかけたり、ドレッシングのオイルとして。
味噌汁やスープ、シチューなどの温かい料理であれば、取り分けた後、食べる直前に垂らしていただきます。
「話題になっているけれど、食べたことがない」「食生活には気を使っているので、必要ないかもしれない」
という方もきっといらっしゃると思います。
まずは、普段の食生活に、ティースプーン1杯分のアマニ油を加えてみること。
その量がちょうど一日に必要なオメガ3脂肪酸が摂取できる目安です。
自分の体内でつくれないものは、外から摂り入れる必要があるという理由が理解できていると、習慣づくりの理由もしやすくなります。
ぜひ皆さんも、有機アマニ油で、健康上級者を目指してみませんか?
※参考文献
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
『植物オイル・ハンドブック』シャンタル&リオネル・クレルジョウ著
『医者も知らない亜麻仁油パワー』D・ラディン& C・フェリックス共著